将来

子供に将来何になりたいかと親が聞くのは愚問だと思っています。
所詮、今が与えている環境やテレビ、漫画、行ったことのある商店街
そんな自分の視野に入ったものだけから職業を選択してしまうからです。

職業ってあくまでも手段だと思うんですね。目的じゃない。
今、十数年社会人やってきて本当にそう思う。
今現在の自分が、子供の頃に見えていた職業かといわれれば
全く想像しなかった類の職業に就いています。

みなを楽しませるようなことがしたい、とか
何かものを作っている時が好き、だとか
ずっと誰かとおしゃべりしてるのがいい、とか
たくさんのお友だちと一緒に居るのがいい、とか。

何の職業になるかではなくて
どういうことがしたいかを、親や教育者が
体験させて気付かせていくようなことが大事なのであって
子供がそんな親や周囲の働いている大人に影響を受けて
あの大人はすごく楽しそうとか、生き方が素敵ということに
いずれ自然と感づいていくもの。

僕もこんな大人になっても
知らない職業や会社は五万とあるわけですから
選択肢は山のようにあるけれども
どうしても就職活動なりをすれば、有名な会社に入ることが優先され
そして受からなければ聞いたことない会社を受け
それでも落ちれば自分は本当は何がしたいんだろうという底辺の悩みにぶつかって。

でもそれは手段であるから
自分はたくさんの人を抱えて仕事をしたいと思えば独立すればいいし
お客さんの笑顔を見るのが大好きであれば営業でも飲食業でもいいし
コツコツとモノをつくり出すことが好きなのであれば、車でも電化製品でも
はたまた洋服でもきっとその職業の中で価値を見出せると思う。

僕自身はどうかというと
基本、寂しがり屋なので（笑）
たくさんの人に囲まれて仕事したいし
それとちょいと目立ちたがり屋なので
目立つ場所にいたいし
お客さんにこっそりと喜んでもらいたいので
地味な努力をするのも好きだし。

何の職業になったとしてもこのスタンスは変えません。

でもね小さい頃から本当になりたかったのはミュージシャン。
定年後にもう一度チャレンジしようと思ってますけどもね。
上記の目的が全てかなうでしょ？

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